旅日記

2014年12月18日(木)赤坂→藤川→岡崎へ 18.7km

掲載日:2014.12.18

2014.12.18 無人駅の名電赤坂駅からスタート。昨晩から小雪が降っている。赤坂宿の陣屋跡(代官所)を過ぎると音羽中学校。グランドでは子どもたちが雪合戦をしている。名古屋では積雪が20cmを越えている。さらにすすむと道は国道1号と合流。国道、名鉄名古屋本線、東名高速道路が並行している。国道は大型トラックの往来が激しい。道路標識に日本橋から312.7kmとある。
 やがて「右国道1号 左東海道」の大きな標識。左にいくと法蔵寺。徳川家康が幼い頃、この寺で勉学したとされ、徳川家ゆかりの宝物があるという。境内にはイヌマキの大木がある。すぐ近くには本宿村の陣屋跡(現富田病院)がある。訪ねてみると、文政10年(1827)の古い大きな居宅が残されていた。
 旧東海道はふたたび国道と合流。左側にこんもりした森がみえる。家康ゆかりの山中八幡宮だ。三河一向一揆で、門徒に追われた家康が身を隠し、難を避けたという「鳩ケ窟」がある。中から二羽のハトが飛び立ち「人のいる所に鳩がいるはずがない」と追っ手は立ち去ったという。これは伝説だろうが、碑が立ち、確かに小さな穴がある。
 さらにすすむと37番目の藤川宿(岡崎市藤川町)の「東棒鼻跡」(宿場の出入口)がみえてきた。藤川宿は本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠35軒の小さな宿だ。問屋場跡、本陣跡、脇本陣跡(無人の藤川宿資料館)、さらに旧銭屋、旧米屋の商家が残っている。
 資料館を過ぎると、藤川の十王堂(亡き人を裁く十人の判官)、芭蕉の「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」の句碑をみて、約1kmの藤川の松並木を歩く。松並木を過ぎるとふたたび国道1号に合流。
 午後はすっかり晴れたが、きょうもとても寒い。旧東海道に近い名鉄・美合駅から東岡崎駅近くの宿泊先へ。

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